Laura Matthews

[ニューヨーク 19日 ロイター] - オプション市場のデータによると、トレーダーは20日に予定されている米半導体大手エヌビディアの第1・四半期決算発表後、同社の時価総額が約3550億ドル変動すると見込んでいる。

データによると、市場はエヌビディアの株価が決算発表翌日の21日に上下いずれかの方向に約6.5%変動する可能性を織り込んでいる。これは時価総額で約3500億ドルの変動に相当する。

調査会社オプション・リサーチ&テクノロジー・サービシズ(ORATS)によると、これは今年2月の決算発表前に示唆されていた5.6%の変動率を上回るものの、依然として過去の平均変動率(7.6%)を下回っている。

これは人工知能(AI)業界における巨額の設備投資の持続可能性を巡る懸念にもかかわらず、市場が同社の決算に対してより楽観的になりつつあることを示唆している。

ORATSの創業者マット・アンバーソン氏は「投資家はAIや設備投資について油断しているように思う」と述べた。

一部の取引からは、エヌビディアが再び予想を上回る好決算を発表するという強い確信がうかがえる。サスケハナのデリバティブ戦略共同責任者クリス・マーフィー氏によると、18日にはエヌビディアの株価が今後2週間で約16%上昇すると見込んだ取引も見られたという。

マーフィー氏は同社のオプションスキューがコール側にシフトしており、上昇へのエクスポージャーに対する需要が高まっていることを示していると指摘。「市場はもはや単に下落リスクのヘッジのためにプレミアムを支払うのでなく、上昇局面への参加に対して支払う傾向が強まっている」と述べた。

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