ＩＭＦ専務理事、米中レアアース規制回避に期待 「経済に悪影響」

国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事は１７日、米国と中国がレアアース（希土類）の輸出を規制しない合意に達することを期待しているとし、そのような制限がなされた場合は経済成長に「重大な影響」を与えると警告した。同日撮影（２０２５年　ロイター/Ken Cedeno）

［ワシントン　１７日　ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事は１７日、米国と中国がレアアース（希土類）の輸出を規制しない合意に達することを期待しているとし、そのような制限がなされた場合は経済成長に「重大な影響」を与えると警告した。

同氏はＩＭＦ・世界銀行年次総会に際した記者会見で、こうしたシナリオは不確実性を悪化させ、すでに弱まっている世界経済の成長見通しに悪影響を及ぼすだろうと述べた。「世界経済のパフォーマンスが期待を下回っていること、そして不確実性の暗い雲が依然として私たちの頭上に垂れ込めていることから、不確実性は存在している。そして、その不確実性は今や新常態となっている」と述べた。