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「フライト遅延は民主党の責任」、米政権が空港で非難動画放映

2025年10月10日(金)09時28分

10月9日、 トランプ米政権は月初から続く政府閉鎖による大幅な航空便遅延は民主党の責任だと非難する動画を全米の空港で放映し始めた。写真は遅延情報を示すボード。ワシントン近郊の空港で8日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

David Shepardson

[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米政権は9日、月初から続く政府閉鎖による大幅な航空便遅延は民主党の責任だと非難する動画を全米の空港で放映し始めた。

政府閉鎖中も、約1万3000人の航空管制官と約5万人の運輸保安局職員は出勤しなければならないが、給与は支払われていない。

国土安全保障省の報道官は、国内空港での動画放映開始を確認した。

動画では、同省のノーム長官が「議会の民主党議員らが連邦政府への資金提供を拒否しているため多くの業務に影響が生じ、運輸保安庁(TSA)職員の大半が無給で働いている」と主張している。

民主党議員らは、共和党が提出したつなぎ予算案に低所得者層の健康保険補助金が含まれていないとして、法案への投票を拒否している。

この日の遅延は4600便に上り、6日以降では全米で2万便以上に影響が出ている。このうち数千便は、航空管制官の不在で連邦航空局(FAA)がフライトを遅らせたことに関連していた。

共和党と民主党の指導者は、1日に始まった政府閉鎖の責任は相手側にあると非難し合っている。

ロイター
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