米統計機関、トランプ氏の不当な攻撃で信頼性に打撃=元労働統計局長

10月8日、トランプ米大統領(写真)の労働省労働統計局(BLS)に対する不当な攻撃は、経済データの信頼性を損ね、重要な人材の早期退職を加速させていると、BLSの元局長2人がケイトー研究所の討論会で見方を示した。写真は7日、ワシントンのホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Lucia Mutikani
[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領の労働省労働統計局(BLS)に対する不当な攻撃は、経済データの信頼性を損ね、重要な人材の早期退職を加速させている――。BLSの元局長2人が8日、ケイトー研究所の討論会でこうした見方を示した。
トランプ氏は8月、BLS局長だったエリカ・マッケンターファー氏を解任した。5月と6月の非農業部門雇用者数が大幅に下方修正されたことへの不満が理由で、これまで具体的な根拠を示さず、雇用統計が操作されているとの主張を繰り返している。
こうした中でBLS元局長のエリカ・グロシェン氏は「統計機関にとって信頼性(確保)こそが重要な使命だ。BLSや他の統計機関への不当な攻撃は、信頼性が再構築されるまで持続的なダメージを与える。だから現在統計機関は好ましくない立場に置かれており、われわれは立ち直らなければならない。米国内のより知識があり冷静な人々がこのダメージを修復するために尽力してくれると私は信じている」と語った。
トランプ氏がBLSを批判するとともに、連邦政府職員規模の縮小も推進しているため、BLSをはじめとする統計機関では経験豊富な人材の早期退職が相次いでいる。
商務省経済分析局や国勢調査局を含めた統計機関内のポストの空席率は少なくとも20%に達しているという。
別の元BLS局長のウィリアム・ビーチ氏は、批判をするならば、その時点もしくはもっと前に統計機関のインフラについて何らかの配慮をしておくべきだったと苦言を呈した。
その上で「橋を建設する際に、主要な建設作業員や設計者らがプロジェクトへの意欲を失って突然いなくなれば、その橋は強度、公共の利益になる度合いとも大きく損なわれる可能性がある」と説明した。
グロシェン氏とビーチ氏は、BLSは既に35人の幹部職員のうち12人が退職してしまったと明かした。
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