ニュース速報
ワールド

ベトナム中銀、成長優先明示 今年の与信は19─20%増と予想

2025年10月03日(金)15時02分

 10月3日、ベトナム国家銀行(中央銀行)は、今年の与信が19─20%増加すると予想しており、世界的な不確実性の中、安定を維持しつつ経済成長を優先する方針という。写真は、ベトナム国家銀行本店前でバイクに乗る人々。ハノイで2024年11月撮影(2025年 ロイター/Khanh Vu)

[ハノイ 3日 ロイター] - ベトナム国家銀行(中央銀行)は、今年の与信が19─20%増加すると予想しており、世界的な不確実性の中、安定を維持しつつ経済成長を優先する方針という。当局者らが3日明らかにした。 

ファム・タイン・ハ副総裁も記者会見で、商業銀行の貸出金利は低下傾向にあるとして一段の引き下げを要望。「世界の政治・経済情勢は今年に入って予測不能な展開を見せており、市場は米国の関税政策、世界的な貿易戦争と地政学的紛争のリスクを懸念している」と述べた。

中銀のファム・チ・クアン金融政策局長は、中銀は不良債権の増加抑制に注力し、リスクが高い部門への融資を厳格に管理すると述べた。

ベトナムは今年の国内総生産(GDP)伸び率目標を8.3─8.5%としている。昨年の実績は7.09%だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

安川電機、今期の営業益予想を上方修正 米関税コスト

ワールド

バルト海ケーブル切断、フィンランドに法的管轄権なし

ビジネス

アングル:米利下げ再開で外国勢の米資産ヘッジ割安に

ビジネス

EU、対ロ制裁一部解除か オーストリア銀の罰金補償
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 5
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 6
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 7
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 8
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 9
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 10
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中