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スイスCPI、9月も前年比+0.2% 予想やや下回る

2025年10月03日(金)14時52分

 10月2日、スイス連邦統計局が発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%上昇した。写真は、スイス国立銀行本部。2024年3月、チューリッヒで撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 2日 ロイター] - スイス連邦統計局が2日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%上昇した。8月も0.2%上昇だった。

ロイターがまとめたアナリスト調査のコンセンサス予想0.3%上昇をわずかに下回った。

前月比では0.2%下落し、予想と一致した。統計局は、追加宿泊施設やホテル、海外旅行パッケージツアー、航空運賃の値下がりなど複数の押し下げ要因を挙げた。

スイス国立銀行(中央銀行)は1週間前、政策金利をゼロに据え置き、来年はインフレ率が徐々に上昇し始めるとの予想を示した。

中銀のインフレ率目標は0─2%。

EFG銀行のジャンルイジ・マンドルッツァート氏は、インフレ率が4カ月連続プラスでデフレリスクは後退しており、中銀は「当分」金利を据え置くことが可能になると述べた。

市場では、中銀が12月の次回会合で0%の金利を引き下げる確率を7.5%とみている。

マンドルッツァート氏は、「インフレの主な下振れリスクは引き続き、スイスフラン高と燃料価格の低迷だが、燃料価格の低迷は民間部門の購買力にとってプラスに働くため、中銀は無視できる」と述べた。

ロイター
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