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台湾、ロシアエネルギー制裁強化に協力表明 NGOの批判受け

2025年10月03日(金)12時46分

10月2日、台湾政府は「国際社会のパートナー国」がロシア産エネルギーの輸入に追加制限措置を講じた場合、協力する立場を表明した。複数の非政府組織(NGO)がロシアとの貿易継続を批判したことを受けたもの。写真はロシア中部タタルスタン共和国にある石油生産施設。2023年6月撮影(2025年 ロイター/Alexander Manzyuk)

[台北 2日 ロイター] - 台湾政府は2日、「国際社会のパートナー国」がロシア産エネルギーの輸入に追加制限措置を講じた場合、協力する立場を表明した。複数の非政府組織(NGO)がロシアとの貿易継続を批判したことを受けたもの。

台湾は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、米国など西側主要国と共に広範な制裁を発動したが、ロシアの主要な外貨獲得源であるエネルギーの輸入については明確には禁止しなかった。

台湾外交部(外務省)は1日、ロシア産ナフサの輸入継続を巡るNGOの批判に対し、政府は米国、欧州連合(EU)、その他の民主主義国と緊密に連携していくと説明。「国際社会のパートナー国がロシアのエネルギー製品その他の品目に追加制限を課せば、積極的に協力して侵略への断固たる反対を示し、国際秩序を擁護する」と言明した。

エネルギー政策を所管する台湾経済部(経済省)は別の声明で、「台湾企業にはEU規制に準拠した石油製品の調達を促している」と述べた。

ロイター
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