ニュース速報
ワールド

韓国、来年の国防予算8.2%増額へ 李大統領が表明

2025年10月01日(水)12時28分

 10月1日、韓国の李在明大統領は来年の国防予算を8.2%増の66兆3000億ウォン(471億ドル)にすると明らかにした。写真は首相官邸で9月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Ju-min Park Heejin Kim

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国の李在明大統領は「国軍の日」となる1日、来年の国防予算を8.2%増の66兆3000億ウォン(471億ドル)にすると明らかにした。平和は強固な安全保障の基盤があってこそ可能になるとも述べた。

「協力と繁栄共有の機運は世界中で弱まりつつある。対立が深まる時代に入っており、そこでは自分の身は自分で守らなければならない」と指摘。「大韓民国の平和と繁栄を確保するためには、誰かに依存するのではなく、自らの力を強化しなければならない」と語った。

「大幅な」増額となる来年の国防予算はドローン(無人機)やロボットのような最先端技術への投資に重点を置くことになるという。

また、韓国の国防費はすでに北朝鮮の国内総生産(GDP)の1.4倍に達しているとも指摘した。

国会などに軍隊や軍用ヘリコプターが展開した尹錫悦前大統領による戒厳令を受け、軍の評判は「限りなく低下」していると述べた上で、軍が国民の信頼を取り戻すよう呼びかけるとともに、「国民を守るための軍隊が国民に銃を向けるようなことを繰り返してはならない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

フィリピン・セブ島沖地震、死者69人 余震続くなか

ワールド

インドネシア、第4四半期に追加刺激策 3000万世

ワールド

インドネシア貿易黒字、8月は約3年ぶりの大きさに 

ワールド

インド中銀、資本市場と大企業向けに銀行融資促進策 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 3
    【クイズ】身長272cm...人類史上、最も身長の高かった男性は「どこの国」出身?
  • 4
    なぜ腕には脂肪がつきやすい? 専門家が教える、引…
  • 5
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 6
    通勤費が高すぎて...「棺桶のような場所」で寝泊まり…
  • 7
    10代女子を襲う「トンデモ性知識」の波...15歳を装っ…
  • 8
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 9
    カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が…
  • 10
    アメリカの対中大豆輸出「ゼロ」の衝撃 ──トランプ一…
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 8
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 9
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 10
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中