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OPECプラス、11月も増産計画 少なくとも10月と同幅=関係筋

2025年09月29日(月)08時38分

 9月28日、 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は、10月5日の会合で少なくとも日量13万7000バレルの追加増産を承認する可能性が高いと、関係者3人が明らかにした。写真はOPECのロゴ。2023年10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Olesya Astakhova Ahmad Ghaddar

[モスクワ/ロンドン 28日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は、10月5日の会合で少なくとも日量13万7000バレルの追加増産を承認する可能性が高いと、関係者3人が明らかにした。

ウクライナによるロシアのエネルギーインフラへの攻撃などで原油価格が上昇する中、さらなる市場シェア回復を目指す。

OPECプラスはピーク時には日量585万バレルの減産を実施してきた。内訳は日量220万バレルの自主減産、有志8カ国による165万バレル減産、グループ全体による200万バレル減産の3段階だった。

有志8カ国はこのうち220万バレルの自主減産を9月末までに完全に解除する。10月からは日量13万7000バレルの増産を実施し、165万バレル減産の解除に着手する。

関係筋によると、10月5日に協議される11月の増産幅は少なくとも10月と同じ13万7000バレルになる見通しだ。最終決定はまだ下されていないという。

ロイター
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