国連安保理、対イラン制裁解除継続決議を否決

国連安全保障理事会は１９日、対イラン安保理制裁の解除を継続する決議案を否決した。写真はイランのイラバニ国連大使。８月撮影（２０２５年　ロイター/Angelina Katsanis）

Michelle Nichols

［国連　１９日　ロイター］ - 国連安全保障理事会は１９日、対イラン安保理制裁の解除を継続する決議案を否決した。

英仏独の欧州３カ国が８月末に国連制裁の復活に向けた手続きを開始し、３０日間の検討期間に入った。これを受けて安保理がこの日、決議案の採決を行った。

賛成票を投じたのはロシア、中国、パキスタン、アルジェリア。反対は９カ国、棄権は２カ国だった。

ただ、イランと欧州３カ国が合意に達するための猶予は８日残っており、今後の交渉の余地はあるとみられる。