ガザ情勢は「容認できず」、ローマ教皇が改めて停戦訴え

　ローマ教皇レオ１４世は１７日、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ人が直面している状況は「容認できない」と非難した。また、民間人との連帯を表明し、イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスとの停戦を改めて訴えた（２０２５年　ロイター/Remo Casilli）

［バチカン市　１７日　ロイター］ - ローマ教皇レオ１４世は１７日、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ人が直面している状況は「容認できない」と非難した。また、民間人との連帯を表明し、イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスとの停戦を改めて訴えた。

バチカンで行った週定例の一般謁見で、「恐怖の中で暮らし続け、容認できない状況の中で生き延び、再び故郷を追われているガザのパレスチナ人の皆さんに深い共感を表明する」と述べた。

イスラエルは１６日、ガザで大規模な地上攻撃を開始し、数十万人が自宅を追われた。住民らは、２年間の戦争で最悪の爆撃と話している。

教皇は停戦やガザで拘束されている人質の解放、外交交渉による紛争解決を改めて要請。また「平和と正義の夜明けが早く訪れるように」と、共に祈るよう信者に呼びかけた。

５月に初の米国人として即位したレオ１４世はここ数週間、ガザ停戦を求める声を強めている。