ベトナム、水産物輸出禁止の再考を米に要請
9月16日、ベトナム政府は米政府に対し、来年から一部ベトナム産水産物輸出の禁止につながる決定を再考するよう求めている。写真は、ハノイ最大級の卸売市場、ロンビエン市場の新鮮な魚介類。5月撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[ハノイ 16日 ロイター] - ベトナム政府は米政府に対し、来年から一部ベトナム産水産物輸出の禁止につながる決定を再考するよう求めている。
ベトナム政府によると、グエン・ホン・ジエン商工相は15日、ラトニック米商務長官に書簡を送り、ベトナムの漁法の一部が海洋哺乳類に危険を及ぼすと判断した米海洋大気局(NOAA)の8月の決定について再考を要請した。
NOAAは先に「2026年1月1日以降、こうした漁法から獲れる魚類や水産物を米国に輸出することが禁止される」と発表していた。
ベトナム商工省によると、マグロ、メカジキなど、ベトナムの主要な水産物輸出に打撃となる。
ベトナム税関データによると、米国はベトナムにとって最大の水産物市場の一つであり、1─8月の輸出額は前年同期比6.9%増の12億4000万ドルで、ベトナムの水産物総出荷額の17.3%を占めている。





