米中マドリード協議、2日目へ 貿易・ＴｉｋＴｏｋ議論継続

　米国と中国の代表団は１５日、貿易摩擦や中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の売却期限などを巡り、スペインの首都マドリードで２日目の協議を行う予定だ。写真はベセント米財務長官（右）と中国の何立峰副首相。１４日の米中協議で撮影。米財務省提供（２０２５年　ロイター）

David Lawder　Corina Pons

[マドリード １５日 ロイター] - 米国と中国の代表団は１５日、貿易摩擦や中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の売却期限などを巡り、スペインの首都マドリードで２日目の協議を行う予定だ。

過去４カ月で４回目となる最新の交渉はスペイン外務省が入るバロック様式のサンタクルス宮殿で行われ、初日１４日の協議は約６時間にわたったが、進展の兆しは見られなかった。

米政府当局者はＴｉｋＴｏｋ、関税、経済が協議の中心だったと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

マドリードの中国大使館は１５日午後に記者会見を開く可能性があると記者団に通知しており、協議が早期に終了する可能性を示唆している。レアアース（希土類）の出荷を巡るロンドンでの協議など、より複雑な問題に関する以前の協議は３日目まで延長されたこともあった。

ベセント米財務長官は、１７日に始まるトランプ大統領の英国国賓訪問に先立ち、１６日にロンドンを訪れ、リーブス英財務相と会談する予定となっている。