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トランプ氏、NATOにロシア産原油購入停止要求 対中関税も

2025年09月14日(日)08時44分

 トランプ米大統領は13日、米国はロシアに対し新たなエネルギー制裁を課す用意があるが、全ての北大西洋条約機構(NATO)加盟国がロシア産原油購入を停止し、同様の制裁措置を実施する場合に限られると述べた。写真はロシアの原油タンカー。トルコ・イスタンブールで2023年7月撮影(2025年 ロイター/Yoruk Isik)

Jarrett Renshaw

[ベッドミンスター(米ニュージャージー州)13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、米国はロシアに対し新たなエネルギー制裁を課す用意があるが、全ての北大西洋条約機構(NATO)加盟国がロシア産原油購入を停止し、同様の制裁措置を実施する場合に限られると述べた。

「NATO全加盟国が同様の(制裁)措置に合意しそれを開始し、ロシアからの原油購入を停止すれば、私はロシアに対し大規模な制裁を科す用意がある」と投稿した。

トランプ氏はさらに、NATOが一致団結して中国からの輸入品に50─100%の関税を課すべきとし、そうすればロシアに対する中国の経済的影響力が弱まると主張した。

トランプ政権はインドにロシア産原油購入を停止するよう圧力をかけるため、インドからの輸入品に25%の追加関税を発動した。一方、中国のロシア産原油購入を巡り対中追加関税を課すことは控えている。

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会の報道官は声明で「EUは対ロシア制裁とその執行に関して、関連する全ての国際パートナーと関与しており、今後も関与し続ける」と述べた。

ロイター
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