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国連安保理がカタール空爆非難声明、米国も賛成 イスラエル名指しせず

2025年09月12日(金)07時16分

 9月11日、国連安全保障理事会は、イスラエル軍がイスラム組織ハマス幹部を狙って行ったカタールへの空爆について、直接イスラエルを名指ししない形で非難する声明を発表した。写真は国連安全保障理事会の緊急会合。同日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

Michelle Nichols

[国連 11日 ロイター] - 国連安全保障理事会は11日、イスラエル軍がイスラム組織ハマス幹部を狙って行ったカタールへの空爆について、直接イスラエルを名指ししない形で非難する声明を発表した。米国を含む15の理事国全てが賛成した。

米国は伝統的に国連で同盟国のイスラエルを擁護する姿勢を示してきたが、今回は非難声明を支持。ネタニヤフ首相の命令による今回の空爆に対するトランプ大統領の不快感がにじみ出た形だ。

英国とフランスが策定した声明文には「安保理メンバーは紛争を和らげる重要性を強調し、カタールとの連帯を表明した。カタールの主権と領土の一体性を支持した」と記され、ハマスによる人質解放を訴えるとともに、紛争とパレスチナ自治区の市民の苦しみを一刻も早く終わらせることが引き続き最優先されるべきだとの見解も盛り込まれた。

ロイター
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