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FRB、9月大幅利下げ検討も 低調な雇用統計受け=NEC委員長

2025年09月06日(土)01時02分

米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は5日、雇用の減速を示す米雇用統計に失望感を示した上で、連邦準備理事会(FRB)が少なくとも大幅利下げの可能性を検討することを想定していると述べた。ワシントンDCで同日撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は5日、雇用の減速を示す米雇用統計に失望感を示した上で、連邦準備理事会(FRB)が少なくとも大幅利下げの可能性を検討することを想定していると述べた。

8月の非農業部門雇用者数は2万2000人増と、市場予想の7万5000人増を大幅に下回った。失業率も4.3%に上昇し、約4年ぶりの高水準に達した。

ハセット氏は記者団に対し「幾分失望感を誘う内容だが、上方修正されるとおおむね想定している」と語った。

その上で、市場では月内の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%ポイント利下げが広く予想されているものの、「より大きな引下げが期待され、議論されると見込む」と述べた。ただ、実際に大幅利下げが実施されるとは想定していないとした。

雇用統計発表後、トランプ大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に、パウエルFRB議長が「もっと前に利下げすべきだった。いつものことだが、彼は『遅すぎる』!」と投稿した。

ロイター
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