アフガン南東部で3度目の地震、Ｍ6.2 死者2200以上に

　ドイツ地球科学研究センターによると、アフガニスタン南東部で４日、マグニチュード（Ｍ）６．２の地震が発生した。写真はクナール州で２日撮影（２０２５年　ロイター／Sayed Hassib）

[カブール／マザールダラ（アフガニスタン） ４日 ロイター] - ドイツ地球科学研究センターによると、アフガニスタン南東部で４日、マグニチュード（Ｍ）６．２の地震が発生した。同地域での地震は８月３１日以降３度目で、これまでに２２００人以上が死亡している。

ナンガルハル州保健当局によると、震源地はパキスタン国境に近い辺境のシワ地区で、一部で被害の報告があったが、詳細は調査中という。

震源の深さは１０キロ。

これまでの地震ではクナール州とナンガルハル州の村々が破壊され、数万人が家を失い、３６００人以上が負傷している。

４日の救助活動により、がれきの中から遺体が回収され、確認された死者数も増加した。

タリバン政権は新たな死者数が２２０５人、負傷者が少なくとも３６４０人になったと発表。地震に見舞われた東部の山岳地帯で捜索活動が続いていると述べた。

同地域では８月３１日にＭ６の地震が発生。９月２日にもＭ５．５の地震が起き、岩石が山から滑り落ちて道路が寸断されたため、パニックが起き、救助活動が中断された。