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パレスチナ当局者のビザ巡る決定撤回を、仏大統領が米に要請

2025年09月03日(水)09時42分

 9月2日、フランスのマクロン大統領(写真)は、ニューヨークで開催される国連総会に出席予定のパレスチナ当局者にビザを発給しない米政府の決定は「受け入れられない」とし、撤回を求めた。写真は8月、仏ボルム=レ=ミモザで代表撮影(2025年 ロイター)

[パリ、9月2日(ロイター] - フランスのマクロン大統領は2日、ニューヨークで開催される国連総会に出席予定のパレスチナ当局者にビザを発給しない米政府の決定は「受け入れられない」とし、撤回を求めた。

「この措置を撤回し、ホスト国協定に従いパレスチナが代表されるよう求める」とXに投稿した。

米政府は先週、パレスチナ自治政府のアッバス議長らに対してビザを発給しないと表明した。アッバス氏はニューヨークで今月開催される国連総会で演説する予定だった。また、英仏など数カ国は総会に合わせてパレスチナを正式に国家承認する方針だ。

マクロン氏は先に、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話協議した。両氏は22日にニューヨークで開催する2国家解決に関する会議で共同議長を務める。

マクロン氏は「われわれの目的は明確だ。イスラエルとパレスチナ双方の正当な願いを満たす唯一の方法である2国家解決に対し、可能な限り幅広い国際的支持を集めることだ」と強調。

「いかなる攻撃、併合の試み、あるいは住民の強制的な移住も、われわれが(ムハンマド)皇太子と共に築いてきた勢いを妨げることはない。この勢いには既に多くのパートナーが加わっている」と述べた。

ロイター
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