習主席、ASEAN首脳会議欠席か 米中会談観測の中

中国の習近平国家主席が10月に開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席する可能性は低いと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。写真は2017年11月、ベトナムのダナンで撮影(2025年 ロイター/Jorge Silva)
Laurie Chen Rozanna Latiff
[北京/クアラルンプール 22日 ロイター] - 中国の習近平国家主席が10月に開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席する可能性は低いと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。習氏は同会議でトランプ米大統領と会談する可能性があるとみられていた。
マレーシアのアンワル首相は10月26─28日にクアラルンプールで開くASEAN関連首脳会議に習氏とトランプ氏の双方が出席する見通しだと述べていた。これを受け、両首脳がトランプ氏の2期目就任後初となる直接会談を行う可能性があるとの見方が出ていた。
関係者2人によると、会議には李強首相が中国の代表として出席する見込み。
習氏の出欠についてマレーシア外務省からコメントは得られていない。中国外務省もロイターのコメント要請に応じていない。
トランプ氏は今月、中国との貿易協定締結に近づいているとし、合意に達すれば年内に習氏と会談すると述べた。
ロイターは以前、トランプ氏と習氏の側近が今年後半に予定されている米大統領のアジア訪問中に両首脳が会談する可能性について話し合ったと報じた。10月30日─11月1日に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前後に会談する可能性などが議論されたという。