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米副大統領ら政権高官が首都派遣の州兵激励、反対のデモ隊を非難

2025年08月21日(木)08時22分

 バンス米副大統領(写真)らトランプ政権高官は20日、首都ワシントンを訪れ、治安維持のため当地に派遣された州兵部隊を激励し、こうした措置に反対するデモの参加者を非難した。8月20日、ワシントンで代表撮影(2025年 ロイター)

Trevor Hunnicutt Joseph Ax

[ワシントン 20日 ロイター] - バンス米副大統領らトランプ政権高官は20日、首都ワシントンを訪れ、治安維持のため当地に派遣された州兵部隊を激励し、こうした措置に反対するデモの参加者を非難した。

ワシントン中央部にあるユニオン駅に現れたバンス氏とヘグセス国防長官、ミラー大統領次席補佐官は州兵と握手を交わして感謝を表明。バンス氏は「あなた方は非常に良い仕事をしている」と語り、大声で気勢を上げるデモ隊を「狂気の抗議者集団」と決めつけて無視するように促した。

ミラー氏はデモ隊を「愚かな白人ヒッピーたち」と非難した。

トランプ大統領がワシントンで犯罪が多発しているとの理由を掲げ、バウザー市長らの反対を押し切って州兵や連邦政府の治安担当者を送り込んできた。バンス氏らの激励は、トランプ政権の州兵派遣の異例さを改めて浮き彫りにした。

ワシントン市当局は、各種統計で市内の犯罪は2023年に急増した後大きく減ったと反論している。

これに対し、トランプ氏は何の根拠も示さず、犯罪データにはごまかしがあると主張。米紙ワシントン・ポストは19日に関係者の話として、司法省はデータ操作がなかったかどうか調査を開始したと伝えた。

ロイター
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