イスラエル首相、新たなガザ攻撃「かなり早期に完了」

イスラエルのネタニヤフ首相は10日、パレスチナ自治区ガザでの新たな攻撃をかなり早期に完了させるとの見通しを示した。写真はイスラエル軍の車両。ガザとの境界付近で撮影(2025年 ロイター/Ronen Zvulun)
Nidal al-Mughrabi Maayan Lubell
[エルサレム/カイロ 10日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は10日、パレスチナ自治区ガザでの新たな攻撃をかなり早期に完了させるとの見通しを示した。
イスラエルの治安閣議は8日、ガザの最大都市ガザ市を制圧する計画を承認した。
これに関してネタニヤフ氏は10日の演説で、イスラム組織ハマスに拘束された人質を解放するためには「任務を完遂」し、ハマスを倒す以外に選択肢はないと表明した。
イスラエル首相府は10日夜、ネタニヤフ氏がトランプ米大統領と「ガザに残るハマスの拠点を掌握するイスラエルの計画」について協議したと発表した。
ネタニヤフ氏はガザへの新たな攻撃は、残るハマスの拠点2つを攻撃することを目的としていると述べた。ハマスが武装放棄を拒否しているため、これが唯一の選択肢だと主張した。
この攻撃がいつ開始されるかは明らかではない。
ネタニヤフ氏は「われわれが設定した行動のスケジュールはかなり短期だ。まず第一に安全地帯を確立し、ガザ市民が避難できるようにしたい」と述べた。