次期FRB議長の候補者拡大、ベセント財務長官が人選主導=関係筋

トランプ米大統領のチームは次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補探しを拡大し、ジェームズ・ブラード前セントルイス地区連銀総裁(写真)やブッシュ(父)元大統領の経済顧問を務めたマーク・サマーリン氏が候補者リストに加わったもよう。2018年10月、シンガポールで撮影(2025年 ロイター/Edgar Su)
[ワシントン 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)次期議長人事について、ベセント財務長官が人選を主導しており、候補者の対象を拡大させていることが8日、関係筋の話で分かった。
関係筋によると、候補者リストにはジェームズ・ブラード前セントルイス地区連銀総裁のほか、ブッシュ(父)元大統領の経済顧問を務めたマーク・サマーリン氏らが含まれている。このほか、ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長のほか、ケビン・ウォーシュ元FRB理事やウォラーFRB理事も引き続き候補に挙がっているという。
これに先立ち、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が当局者筋の情報として、トランプ大統領のチームが次期FRB議長候補探しを拡大し、ブラード氏やサマーリン氏らが候補者リストに加わったもようと報じていた。
パウエル現FRB議長の任期は来年5月15日まで。