OPECプラス閣僚級会合、生産協定の完全順守の必要性強調

7月28日、 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国でつくる「OPECプラス」はオンラインによる合同閣僚監視委員会(JMMC)で、石油生産協定を完全に順守する必要性を強調した。写真はOPECのロゴとリグのイメージ。2023年10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Ahmad Ghaddar Olesya Astakhova Alex Lawler
[ロンドン/モスクワ 28日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は28日に開いたオンラインによる合同閣僚監視委員会(JMMC)で、石油生産協定を完全に順守する必要性を強調した。
8月3日に開く有志8カ国の会合では、9月の増産を承認する可能性が高い。
JMMCは2カ月ごとに会合を開き、必要と判断されれば、市場動向に対処するためにOPECプラスの全体会合を招集する権限を持つ。
JMMCは会合後に声明を発表し「委員会は、(生産協定の)完全な順守と埋め合わせを達成することが極めて重要であることを再確認した」とした。イラクやカザフスタンなど一部の国々は、過去の過剰生産分を将来の生産量を減らすことで埋め合わせることが求められている。
JMMCは、完全に順守していない国に対し、8月18日までに最新の埋め合わせ計画を提出するよう求めた。