韓国外相、きょうから日米歴訪 関税・歴史問題協議へ

7月29日、 韓国外務省は趙顕外相が29日に日本を訪問し、岩屋毅外相と会談すると発表した。写真は両国の旗。羽田空港で2023年3月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[ソウル 29日 ロイター] - 韓国外務省は29日、趙顕外相が同日日本を訪問し、岩屋毅外相と会談すると発表した。岩屋氏との会談は就任後初めてとなる。
趙氏はその後、訪米し31日にルビオ国務長官との初の会談に臨む。
米トランプ政権の「相互関税」は8月1日に税率が引き上げられる予定で、韓国政府は期限前の貿易合意締結に向けて取り組んでいる。
趙氏は日本へ発つ前にソウルで記者団に対し、「関税交渉は妥結に近づいている。私も全力で協力していく」と述べた。「しかし、より重要なのは韓米日がどのように協力するか、また米国との同盟をどのように包括的な強化するかについて協議することだ」と強調した。
日本訪問では、歴史問題を含む2国間の重要な問題について「未来志向で」議論し、今後も協力していくことで合意するとの見通しを示した。
「最も重要なことは、韓国と日本の協力を通じて北東アジアの平和と安定をいかに実現するかだ」と語った。