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マレーシア首都でアンワル首相の退陣求める大規模集会

2025年07月28日(月)12時50分

マレーシアの首都クアラルンプールで26日、アンワル首相の退陣を求めて大規模な集会が開かれた(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)

[クアラルンプール 26日 ロイター] - マレーシアの首都クアラルンプールで26日、アンワル首相の退陣を求めて大規模な集会が開かれた。アンワル氏が約束した改革を実行していないことや生計費の高騰を巡り、不満が広がっていることが背景。

抗議者の大半は黒いTシャツとバンダナを着用して「アンワル首相は退陣せよ」とのスローガンを掲げ、クアラルンプール中心部を行進。野党指導者らの演説を聞くため、首都の独立広場に集結した。警察は集会の参加者を少なくとも1万8000人と推計している。

2022年の首相就任前は改革派として選挙運動していたアンワル氏は、増税など政府の歳入拡大を目指した措置を巡り批判されている。また、司法介入に加え、汚職撲滅の約束を果たしていないとの批判にも直面している。

アンワル氏は今週、物価の高騰を巡る不安を解消するため、現金の給付や低所得世帯への支援拡大、燃料価格の引き下げを発表した。

集会で演説したマハティール元首相は、アンワル氏が政敵を起訴するために職権を乱用していると非難した。

ロイター
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