テスラ、サムスンと165億ドルの半導体供給契約 マスク氏公表

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は28日、韓国サムスン電子から半導体を調達する契約を結んだと明らかにした。資料写真、パリのテスラ店舗で2020年10月撮影(2025年 ロイター/Charles Platiau)
Heekyong Yang Hyunjoo Jin
[ソウル 28日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は28日、韓国サムスン電子から半導体を調達する165億ドル規模の契約を結んだと明らかにした。赤字状態にあるサムスンの半導体受託生産事業にとって追い風になる見通し。
契約締結のニュースを受け、サムスンの株価は一時6.8%上昇し、昨年9月以来の高値を付けた。
マスク氏によると、サムスンの米テキサス州テイラーにある新工場でテスラの次世代半導体「AI6」が製造される。
マスク氏はXへの投稿で「サムスンはテスラの製造効率最大化を支援することに同意した。これは極めて重要な点であり、私は進捗ペースを加速させるため、個人的に現場に足を運ぶ。この工場は私の家から遠くない便利な場所にある」と述べた。
また「165億ドルという数字は最低限に過ぎない。実際の生産量は数倍になるだろう」とも投稿した。
NH投資証券のリュウ・ヨンホ上級アナリストは、サムスンのテイラー工場は「これまで実質的に顧客がいなかったため、今回の受注は極めて有意義だ」と指摘する。
サムスンは、ある大手グローバル企業に半導体を供給する165億ドル規模の契約を26日に結んだと、相手先を明かさずに発表し、顧客側が契約の詳細について秘密保持を求めたとしていた。
複数の関係者はロイターに対し、テスラが契約先だと述べていた。
サムスンは人工知能(AI)半導体の生産競争で台湾積体電路製造(TSMC)やSKハイニックスに後れを取り、利益や株価に大きな重しとなっている。
キウム証券のアナリスト、パク・ユアク氏はサムスンの半導体受託生産事業の赤字が今年上半期に5兆ウォン(36億3000万ドル)を超えたと試算し、今回の契約が赤字削減に寄与すると指摘した。
AI6の生産開始時期は明示されていないが、マスク氏は以前、次世代半導体のAI5が2026年末に生産されると述べており、AI6はその後になるとみられる。
SK証券のアナリスト、イ・ドンジュ氏は、生産は27年か28年になると予想しているが、テスラは目標達成が遅れることが多い。
サムスンは現在、テスラのAI4を製造。AI5は台湾積体電路製造(TSMC)が製造する予定だとマスク氏が述べている。
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