ロ朝、首都結ぶ定期航空直行便就航 90年代以来

ロシア当局は27日、モスクワと北朝鮮の首都平壌間で直行便を就航すると発表、第1便が同日モスクワから飛び立った。写真はモスクワ近郊のシェレメチェボ国際空港で21日撮影(2025年 ロイター)
[27日 ロイター] - ロシア当局は27日、モスクワと北朝鮮の首都平壌間で直行便を就航すると発表、第1便が同日モスクワから飛び立った。
両国は2022年のロシアのウクライナ侵攻以降、関係を深めている。
ロシアの航空ブログによると、両首都間の定期便就航は1990年代半ば以来。
第1便はモスクワ時間午後7時(日本時間28日午前1時)にシェレメチェボ空港を出発した。ロシア通信(RIA)によると、機体はボーイング777─200ER型機で搭乗可能乗客数は440人、飛行時間は8時間。運賃は4万4700ルーブル(563ドル)からで、第1便分は即完売したという。
ロシア当局がノードウィンド航空に週2回の運航を許可したが、運輸省は声明で、当面は月1便の運航で「安定した需要の確保に努める」と説明した。
これまで、両国を結ぶ直行便は北朝鮮の高麗航空によるウラジオストクへの週3便のみだった。
6月には、モスクワと平壌を結ぶ10日間の旅客鉄道サービスが再開している。