韓国GDP、第2四半期は前期比+0.6% 1年超ぶり高い伸び

韓国銀行(中央銀行)が24日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は季節調整済み前期比0.6%増加し、昨年第1・四半期以来の高い伸びとなった。写真はソウルのマンション群。2020年8月、ソウルで撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 24日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が24日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は季節調整済み前期比0.6%増加し、昨年第1・四半期以来の高い伸びとなった。
市場予想の0.5%増も上回った。第1・四半期は0.2%減だった。前年比では0.5%増。予想は0.4%増、第1・四半期はゼロ成長だった。
支出別に見ると、民間消費は前期比0.5%増加したが、建設投資と設備投資はそれぞれ1.5%減少した。
輸出は半導体がけん引し、2020年第3・四半期以来の高水準となる4.2%増を記録。前期は米関税を巡る不透明感から0.6%減少していた。
韓国では非常戒厳布告を巡り弾劾訴追された尹錫悦大統領が4月に罷免され、6月に李在明氏が新大統領に就任。約半年にわたる政治的混乱がようやく終息した。
一方、トランプ米大統領が4月に公表した韓国への25%の「相互関税」は8月1日まで一時停止されているが、自動車や鉄鋼などは高関税の打撃を受けている。