日本による対米投資、半導体や天然ガスなど焦点=米ホワイトハウス

日米が合意した経済協定について、米ホワイトハウスは23日、日本による米国への投資は、半導体の設計と製造のほか、天然ガスなどの部門に一部焦点が当てられるとの見通しを示した。23日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[23日 ロイター] - 日米が合意した経済協定について、米ホワイトハウスは23日、日本による米国への投資は、半導体の設計と製造のほか、天然ガスなどの部門に一部焦点が当てられるとの見通しを示した。
トランプ米大統領は22日、日本との貿易交渉で大規模な合意を締結したと明らかにし、日本に対する相互関税は15%になると表明。日本が米国に5500億ドル(約80兆円)を投資するとも明らかにした。
ホワイトハウスによると、日本は米国産コメの輸入を即時に75%増加させ、輸入割当枠も大幅に拡大する。このほか、米国産のトウモロコシ、大豆、肥料、バイオエタノールのほか、環境に優しい航空燃料などを含む80億ドル相当の物品を輸入する。
また、日本は米国製の商用航空機の輸入も確約しているとし、これには米航空機大手ボーイング製の航空機100機も含まれるとした。
このほか、日米はアラスカ産液化天然ガス(LNG)を巡る新たな契約の検討も進めるとした。