トルコのクルド系野党、PKK武装解除巡りエルドアン大統領と会談

7月7日、トルコのクルド系野党、人民平等民主党(DEM)は、党代表団がエルドアン大統領と会談し、非合法武装組織クルド労働者党(PKK)の武装解除手続きについて協議したと発表した。アンカラで6月16日撮影(2025年 ロイター/Murat Kula/Presidential Press Office)
[アンカラ 7日 ロイター] - トルコのクルド系野党、人民平等民主党(DEM)は7日、党代表団がエルドアン大統領と会談し、非合法武装組織クルド労働者党(PKK)の武装解除手続きについて協議したと発表した。
PKKは今年5月、40年余り続けてきた反政府武装闘争を終結させて解散すると表明していた。
複数の地元メディアによると、PKKは今週中にもイラクで武器の引き渡しを開始するという。
PKKに武装解除の決断を促す上で重要な役割を果たしてきたDEMは声明で、エルドアン氏との会談について「武装解除のプロセスを互いに協力して進める意思」が強調されたと言及したが、それ以上の具体的な内容は示していない。トルコ大統領府からもコメントは得られなかった。
これに先立ちDEMは、刑務所にいるPKK指導者のオジャラン受刑者と6日に面会し、オジャラン受刑者がDEMとエルドアン氏の会談を「歴史的」と評価したことも明らかにした。