ザポロジエ原発、電力供給が回復 ロシアの攻撃で一時外部電源喪失

国際原子力機関(IAEA)は4日、ロシアが占領するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で、全ての外部電源が失われたと明らかにした。2023年6月撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)
[ウィーン/キーウ 4日 ロイター] - ロシアが占領するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で4日、遮断されていた原発への外部高圧線が復旧し、電力供給が回復した。ロシアが設置した同発電所の管理者が明らかにした。
国際原子力機関(IAEA)も回復を確認。ただザポロジエ原発ではこの日、3時間半にわたり外部電源が失われており、ウクライナの原子力の安全性は依然として極めて不安定だとした。 ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は、ロシアがザポロジエ原発と送電網を結ぶ送電線を破壊したと述べていた。
ザポロジエ原発で全ての外部電源が失われるのは2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で今回が9回目。23年末以降では初めてという。