イラン外相、来週の米国との協議を否定 核施設の被害「軽微でない」

イランのアラグチ外相は26日、米国と協議を行う予定は現時点ではないと述べた。4月撮影(2025年 ロイター/Tatyana Makeyeva/Pool via REUTERS)
[ドバイ 26日 ロイター] - イランのアラグチ外相は26日、米国と協議を行う予定は現時点ではないと述べた。トランプ米大統領は前日、来週にもイランと核問題を巡り協議すると述べていたが、相反する発言となる。
アラグチ外相は国営テレビのインタビューに対し、イランは米国と5回にわたり協議を行ったものの、イスラエルと米国によるイランに対する攻撃で中断されたことを踏まえ、協議を継続することがイランの利益になるか検証を行っていると述べた。
米国によるイランの核施設に対する攻撃については、被害は「軽微ではない」とし、関係当局が核計画の新たな現実を把握しようとしているところだと述べた。その上で、核計画の新たな現実を巡る状況がイランの今後の外交姿勢を決定するとの考えを示した。