イラン指導部の崩壊、「目標ではないが起こり得る」=イスラエル首相

イスラエルのネタニヤフ首相は19日、イラン指導部の交代や崩壊はイスラエルの攻撃の目的ではないものの、結果として起こり得るとの見方を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Marc Israel Sellem/Pool via REUTERS)
[19日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は19日、イラン指導部の交代や崩壊はイスラエルの攻撃の目的ではないものの、結果として起こり得るとの見方を示した。
ネタニヤフ首相はイスラエル公共放送のインタビューで、「政権の交代あるいは崩壊は、何よりもまずイラン国民の問題だ。これに代わるものはない」と強調。イスラエルはそれを目標としてこなかったものの、それが結果として起こる可能性があると述べた。
またネタニヤフ氏は、トランプ米大統領が攻撃に参加するかどうかに関わらず、イスラエルにはイランの核施設を全て撤去する力があると主張。一方で、軍事アナリストらは、イランの核開発計画の中核施設であるフォルドウ濃縮施設の破壊には、米軍の地下貫通特殊爆弾(バンカーバスター)の使用が必要となる可能性があると指摘している。
ネタニヤフ氏の発言に続き、ホワイトハウスは19日、トランプ大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表した。