トランプ氏、ミネソタ銃撃事件で知事への電話拒否 「時間の無駄」

トランプ米大統領は17日、中西部ミネソタ州で民主党の州議会議員が銃撃され死亡した事件を巡り、2024年の大統領選で民主党副大統領候補だった同州のウォルズ知事(写真)に電話するつもりはないと明言した。12日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque/File photo)
[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米大統領は17日、中西部ミネソタ州で民主党の州議会議員が銃撃され死亡した事件を巡り、2024年の大統領選で民主党副大統領候補だった同州のウォルズ知事に電話するつもりはないと明言した。
トランプ氏は14日の銃撃事件後、このような「恐ろしい暴力」は米国では許されないとの声明を発表した。しかし、同州で対応に当たるウォルズ氏に対して融和的な言葉をかけることは避けている。
トランプ氏はカナダで開催中の主要7カ国(G7)首脳会議からワシントンに戻る大統領専用機内で記者団に対し、「ミネソタ州知事は完全に頭がおかしいと思う。彼には電話しない。なぜ電話する必要があるのか」と語った。
「(ウォルズ氏は)何も分かっていない。混乱状態だ。親切心を見せて電話することもできたが、なぜ時間を無駄にする必要があるのか」と述べた。
現地紙の報道によると、事件の容疑者が残した標的リストにウォルズ知事の名前も含まれていた。