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シンガポール非石油輸出、5月は前年比3.5%減 大幅に予想下回る

2025年06月17日(火)12時13分

 6月17日、シンガポール企業庁が発表した5月の石油を除く輸出は前年同月比3.5%減少した。シンガポールで2月撮影(2025年 ロイター/Edgar Su)

Jun Yuan Yong

[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポール企業庁が17日発表した5月の石油を除く輸出は前年同月比3.5%減少した。ロイターがまとめた予想は8.0%増、4月は12.4%増だった。

電子機器が小幅に増加したものの、石油化学製品、非貨幣用金、特殊機械は減少した。

発表には季節調整済み前月比の詳細は含まれていない。

5月は台湾、インドネシア、韓国、香港への輸出が前年比で増加した一方、米国、タイ、マレーシア向けは減少した。

米国による追加関税の影響で世界貿易の減速が見込まれる中、シンガポールの見通しはなお不透明だ。

4月には、2025年の国内総生産(GDP)伸び率予想を1─3%から0─2%に下方修正した。当局者は、景気後退(リセッション)と雇用喪失のリスクがあると指摘している。

ガン・キムヨン貿易産業相兼副首相は5月、米国がシンガポールに対する10%の関税を譲歩する意思がない一方、トランプ大統領が導入を示唆している医薬品関税については譲歩について交渉中だと述べた。

ロイター
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