ロシア大統領、イスラエル・イラン首脳と個別電話会談 外交解決を強調

ロシアのプーチン大統領は13日、イラン大統領およびイスラエル首相と個別に電話会談を行った。イラン大統領との電話では、ロシアはイスラエルの対イラン行動を非難すると伝えた。イスラエルに対しては、イランの核開発計画を巡る問題は外交によってのみ解決できるとした。6月12日撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Alexander Scherbak/Pool via REUTERS)
[13日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は13日、イラン大統領およびイスラエル首相と個別に電話会談を行った。イラン大統領との電話では、ロシアはイスラエルの対イラン行動を非難すると伝えた。イスラエルに対しては、イランの核開発計画を巡る問題は外交によってのみ解決できるとした。
ロシア大統領府(クレムリン)の声明によると、プーチン大統領はイランのペゼシュキアン大統領に対し、ロシアは「国連憲章に違反したイスラエルの行動を非難する」と述べ、犠牲者に対し哀悼の意を表した。
またイスラエルのネタニヤフ首相との会談では「協議プロセスに復帰し、イランの核開発計画に関する全ての問題を厳密に政治的・外交的手段を通じて解決することの重要性を強調した」という。
ロシアは、イランとイスラエルの双方と緊密な連絡を維持する方針を示した。
これに先立ちクレムリンのペスコフ報道官は、「ロシアはイスラエルとイランの間の緊張の急激な高まりを懸念し、非難する」と国営メディアに語っていた。