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原油先物は続落、米在庫増やサウジのアジア向け価格引き下げで
2025年06月05日(木)10時52分
Katya Golubkova
[東京 5日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落している。米国でガソリンと軽油の在庫が増加したことや、サウジアラビアが7月のアジア顧客向け価格を引き下げたことを受けた。
0047GMT(日本時間午前9時47分)時点で、北海ブレント先物は0.21ドル(0.3%)安の1バレル=64.65ドル。米WTI先物は0.29ドル(0.5%)安の62.58ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が4日発表した統計でガソリンなどの米在庫が予想以上に増加し、前日の原油先物は約1%下落した。
また、サウジは4日、アジアの顧客向けの7月原油販売価格を4年ぶり低水準近くまで引き下げた。市場では、シェアを取り戻す狙いがあるとみられている。
サクソバンクのアナリストはメモで「関税を巡るトランプ大統領の姿勢変化による不確実性が、世界経済の減速懸念を強めている」と述べた。