ニュース速報
ワールド

米中首脳、重要鉱物問題などで近く電話会談の見通し=ベセント財務長官

2025年06月02日(月)07時18分

6月1日、ベセント米財務長官はトランプ大統領と中国の習近平国家主席が近く電話会談を行い、重要鉱物資源を巡る意見対立を含めた貿易問題での具体的な解決策を打ち出すとの見通しを示した。写真は11日、ジュネーブで言葉を交わすベセント氏と中国財政省の廖岷次官(2025年 ロイター/KEYSTONE/EDA/Martial Trezzini/Handout via REUTERS)

[ワシントン 1日 ロイター] - ベセント米財務長官は1日、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が近く電話会談を行い、重要鉱物資源を巡る意見対立を含めた貿易問題での具体的な解決策を打ち出すとの見通しを示した。

トランプ氏は5月30日、中国側が双方で関税を引き下げ、重要鉱物資源の取引規制を撤回するという米国との合意に違反していると非難した。

ベセント氏はCBSテレビの「フェイス・ザ・ネーション」のインタビューで「中国はインドや欧州の工業サプライチェーン(供給網)に不可欠な製品の放出を控えており、それは信頼できるパートナーの行動とは言えない」と指摘した。

その上で「トランプ氏と習氏の電話会談の際に、これは解決されると確信している。だが中国が供給に合意した製品の一部の放出を手控えているというのは事実で、それはシステム上の誤作動かもしれないし、意図的かもしれない。大統領と習氏の会談後にどうなるか見極める」と語った。

また習氏との会談はトランプ氏の日程に組み込まれているかとの質問に対しては「非常に近い時期の事案だと信じている」と答えた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、クリミア橋を再び攻撃 爆発物で橋脚損傷

ビジネス

中国首相、日本との貿易・投資拡大呼びかけ 日中友好

ワールド

韓国大統領選、革新系野党・李氏が出口調査で大きくリ

ビジネス

「最善交渉案」求める米の書簡、EUは未受領=関係筋
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び込んだドローンで軍用機41機を破壊
  • 3
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっしり...「これ何?」と写真投稿、正体が判明
  • 4
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 5
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 6
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 7
    「不思議な発疹」の写真に、ネットで議論沸騰...医師…
  • 8
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 9
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 10
    「SDGs認証」の可能性とは?...日本サステナブルビジ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 5
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 6
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 7
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中