ウクライナと来週協議を期待、ロシア報道官 停戦条件で

ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は30日、来週イスタンブールで停戦条件リストについてウクライナと協議することを期待しているとし、仲介役としての米国の役割を賞賛した。10日の代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 30日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は30日、来週イスタンブールで停戦条件リストについてウクライナと協議することを期待しているとし、仲介役としての米国の役割を賞賛した。
ロシアはウクライナとの第2回協議を6月2日にイスタンブールで開催することを提案している。しかし、ウクライナのシビハ外相は30日、代表団を派遣する前にロシアからの提案を確認したいと述べた。
ペスコフ報道官は、ロシア代表団はイスタンブールに向かい、2日朝には会談に備えることになると指摘。休戦のための条件リストを作成していると語った。詳細は公表されないという。
トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当)は29日、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大に対するロシアの懸念は妥当との認識を示し、米国はウクライナがNATOに加盟することを望んでいないと明言した。
特使の発言についてペスコフ報道官は、プーチン大統領は一貫してNATOの東方拡大を許さないと立場を伝えてきたとし、これが「米国などに理解されているのは喜ばしい」と述べた。