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パキスタン、ビットコイン採掘とデータセンターに2000MWの電力配分

2025年05月26日(月)10時23分

 5月25日、パキスタン財務省は、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの採掘(マイニング)と人工知能(AI)データセンターに電力を供給する国家的な取り組みの第一段階として、2000メガワットの電力を割り当てると発表した。写真は、パキスタンの送電塔と後景のバヘリア・アイコンタワー。2023年1月、パキスタンのカラチで撮影(2025年 ロイター/Akhtar Soomro)

[イスラマバード 25日 ロイター] - パキスタン財務省は25日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの採掘(マイニング)と人工知能(AI)データセンターに電力を供給する国家的な取り組みの第一段階として、2000メガワットの電力を割り当てると発表した。

財務省はこの取り組みについて、政府系機関「パキスタン暗号資産評議会」の主導で、余剰電力の収益化、ハイテク雇用の創出、外国投資の誘致を目指す広範な戦略の一環と説明した。

今回の割り当てはデジタルインフラ展開に向けた最初の段階だとしている。

パキスタンのエネルギー部門は、電気料金高騰や過剰発電能力などの課題を抱えているほか、太陽光発電の急速な普及で高コスト対策として代替エネルギー源に目を向ける消費者が増えたことで状況が一段と複雑化している。

ロイター
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