和平確保に圧力強化必要、ゼレンスキー氏とNATO事務総長が電話会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と電話会談を行い、「共同措置」のほか、「公正な和平」を確保するためにロシアに圧力をかける必要性について協議したと明らかにした。2月撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と電話会談を行い、「共同措置」のほか、「公正な和平」を確保するためにロシアに圧力をかける必要性について協議したと明らかにした。
ゼレンスキー氏は「全ての決定を調整することが重要になる。そうすれば制裁措置は効果を発揮する。ロシアに対する圧力なしに、公正な和平を実現することはできない」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。
米国のトランプ大統領は19日にロシアのプーチン大統領と電話会談を実施したが、プーチン氏からウクライナ停戦の確約を引き出すことはできなかった。これを受け、ゼレンスキー氏は過去2日間、欧州の同盟国と連絡を取り、ロシアに対する圧力を強めるよう呼びかけている。