ロシア、ウクライナのドローン232機超を撃墜 首都空港が一時閉鎖

ロシアは21日、同国軍が各地の上空で少なくとも232機のウクライナの無人機(ドローン)を撃墜したと発表した。2024年8月撮影の提供写真。(2025年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov/Kremlin via REUTERS)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアは21日、同国軍が各地の上空で少なくとも232機のウクライナの無人機(ドローン)を撃墜したと発表した。撃墜された無人機の中にはモスクワに接近中のものも含まれ、飛行の安全を確保するため首都の空港が一時閉鎖された。
死傷者の報告はないが、ウクライナ軍はドローンがボルホフスキー半導体デバイス工場に命中したとしている。同工場はロシアの戦闘機やミサイル製造業者のサプライヤーだという。
ロシア国防省によると、撃墜したドローンのほとんどはウクライナと国境を接するロシア西部地域の上空を飛行していたものだが、一部はモスクワに接近中だった。
米や欧州諸国、当事国が紛争の終結を模索する一方で、ドローン戦争は続いており、前線の一部地域では戦闘が激化している。