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ヘグセス米国防長官、21年アフガン撤退の「包括的検証」指示

2025年05月21日(水)09時06分

ヘグセス米国防長官は5月20日、2021年8月のアフガニスタンからの米軍撤退について「包括的な検証」を命じた。写真は米軍撤退の翌日、空港の入口付近をパトロールするタリバン兵。カブールで撮影(2025年 ロイター)

[ワシントン 20日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は20日、2021年8月のアフガニスタンからの米軍撤退について「包括的な検証」を命じた。撤退の過程では、過激派組織「イスラム国」(IS)の爆撃によりカブールの空港で米兵13人とアフガン人150人が死亡するなど、混乱を極めた。

撤退を巡ってはこれまでにも米軍や国務省、共和党下院議員らによる検証が実施されており、新たな検証がこれらとどう異なるのか不明。

撤退を指揮したバイデン前政権は、混乱の大半を計画不足や、20年のタリバンとの米軍撤退合意を受けた第1次トランプ政権による兵力削減が原因だったとしている。

トランプ大統領は選挙戦で、撤退を巡ってバイデン氏とその政権を頻繁に批判していた。

ヘグセス氏はメモの中で、説明責任を明確にするために包括的な検証が必要と説明。「これは、米国民と軍服を着る全ての人々の信頼と信用を取り戻すための重要な一歩であり、撤退作戦に伴う死傷者と失われた装備の数を考えれば、賢明なことだ」と述べた。

ロイター
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