江藤農相が辞表提出、コメ巡る発言で責任 後任に小泉進次郎氏の報道

江藤拓農相は5月21日、コメを巡る不適切な発言の責任を取り、石破茂首相に辞表を提出し受理されたと明らかにした。2019年9月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Hiroshi Hashimoto Yoshifumi Takemoto Kentaro Sugiyama
[東京 21日 ロイター] - 江藤拓農相は21日、コメを巡る不適切な発言の責任を取り、石破茂首相に辞表を提出し受理されたと明らかにした。首相官邸で記者団に語った。後任には、自民党の小泉進次郎氏の起用が報じられている。石破内閣が昨年10月に発足して以来、不祥事による閣僚交代は初めて。
江藤農相は、発言について改めて陳謝するとともに「今後コメの正念場を迎えるときにトップを務めるのが適切かといえば、私ではいけないのではないかという判断を自分自身でした」と述べた。
国民の信頼が欠かせない中にあって「信頼を私が損なってしまったというなら、私が一線から身を引くことが国民にとってもいいことではないかと考えた」とも話した。
石破首相からは「あなたの決断を良とする」と言われた、という。
江藤農相は18日の講演で「コメを買ったことがない」などと発言し、批判を浴びていた。
石破首相は20日、江藤農相を続投させる意向には変わりないことを表明していたが、世論の反発に加えて、少数与党の国会で野党側が不信任決議案の提出を検討する動きなどが出て、交代させる方針に転換したとみられている。
後任に名前が挙がっている小泉氏は党の前選挙対策委員長で、農林部会長の経験もある。昨年9月の党総裁選挙では石破首相と争った。
<コメ高騰対応・農政改革への意欲重視>
石破首相は官邸で記者団の取材に応じ、後任については検討中、としたうえで「コメ(価格)の高い状況をきちんと解決できること、農政改革に意欲をしっかり持った人物ということで人選を進めている」と述べた。
自らの責任については「いかなる批判があっても、任命権者として私はそれを受け止めるべきものだ」とした。
元自民党幹部職員で政治評論家の田村重信氏は小泉氏の起用について、農水分野に詳しく適任、との見方を示した。また、参院選前に国民的人気のある小泉氏に交代できることは石破政権にとって良いのではないか、とし「江藤氏辞任でいったん内閣・政党支持率は落ちるだろうが、反転する可能性もある」と語った。
一方、現代政治分析が専門の法政大学大学院教授、白鳥浩氏も「ピンチをチャンスに変える可能性がある」としながらも、野党5党が不信任決議提出を表明してから大臣交代に踏み切るというのは判断が遅すぎで、石破首相のリーダーシップのなさを露呈している、と述べた。
対米関税交渉では日本の農産品市場開放を迫られる可能性もあり、この重要な時期の農相交代は大きく国民生活にマイナス、とした。
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