ロシア、交渉団メンバー明らかにせず 「プーチン氏の指示で公表」

ロシア大統領府は14日、ウクライナと直接和平交渉する方向でロシア代表団が15日までにトルコのイスタンブールに行く予定だが、メンバーはプーチン大統領(写真)から指示があれば明らかにするとした。13日の代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 14日 ロイター] - ロシア大統領府は14日、ウクライナと直接和平交渉する方向でロシア代表団が15日までにトルコのイスタンブールに行く予定だと述べたが、誰が行くかは明らかにしなかった。
プーチン大統領は11日、前提条件なしのウクライナとの直接交渉を15日にトルコで実施することを提案したが、誰が交渉に参加するかは明らかにしなかった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、プーチン氏が参加すれば自分も参加すると述べた。
ロシアと米国の未確認の報道では、ロシアのラブロフ外相とウシャコフ大統領補佐官がイスタンブールに滞在し、ウクライナ側と会談する用意があるとされる。
ペスコフ大統領報道官は14日の会見で、ロシアの代表団の構成を明らかにできるかとの質問に「大統領から指示があれば明らかにする」と述べた。
プーチン大統領のウクライナとの直接交渉の申し出は「いまも有効」とし、「ロシアの代表団は5月15日にイスタンブールでウクライナの代表団を出迎える」と述べた。
トランプ米大統領は、ルビオ国務長官、ウィットコフ特使(中東担当)、ケロッグ特使(ロシア・ウクライナ担当)を派遣する方針。自身も参加する意向も示している。