韓国大統領選、与党候補に金前雇用相 韓前首相も出馬表明

　韓国の保守系与党「国民の力」は３日に開催した党大会で、金文洙前雇用労働相を６月３日の大統領選挙の公認候補に選出した。高陽で３日撮影（２０２５年　ロイター／Kim Hong-Ji）

［ソウル　３日　ロイター］ - 韓国の保守系与党「国民の力」は３日に開催した党大会で、金文洙前雇用労働相を６月３日の大統領選挙の公認候補に選出した。

金氏は受諾演説で、北朝鮮に対する強硬な姿勢、企業や技術革新・科学振興措置の実施のほか、若年労働者や社会弱者を支援する政策を強化する方針を示した。

２日には韓悳洙前首相が大統領選への出馬を表明した。

最大野党「共に民主党」は李在明前代表を公認候補としている。李氏は世論調査で独走状態にあるが、公職選挙法違反を巡り、最高裁判所が１日、高裁の無罪判決を破棄し審理を差し戻したため、情勢が流動的になっている。