豪首相、トランプ氏と電話会談 関税やAUKUSで「前向きな対話」

3日投開票のオーストラリア総選挙で勝利を収めたアルバニージー首相は5日、トランプ米大統領と電話会談し、関税や、豪英米の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」について「前向きな対話をした」と述べた。シドニーで3日撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[シドニー/キャンベラ 5日 ロイター] - 3日投開票のオーストラリア総選挙で勝利を収めたアルバニージー首相は5日、トランプ米大統領と電話会談したと明らかにした。関税や、豪英米の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」について「前向きな対話をした」と述べた。
アルバニージー首相は会見で「トランプ大統領と温かく前向きな対話をした。とても温かいお祝いのメッセージをもらい感謝している」と述べた。
「AUKUSと関税に今後どのように関わっていくのか話し合った。将来的には直接会って話をすることになる」とした。
米国は、貿易黒字を計上している豪も相互関税10%を課し、アルバニージー氏は「友人がする行動ではない」と批判していた。
一方、トランプ大統領は、豪総選挙については何も知らないとしながらも、アルバネーゼ氏を称賛した。
「選挙については、当選した男が非常に優秀だということ以外は何も知らない」と記者団に語った上で「アルバニージー氏とはとても親しい。彼は私にとても親切で、とても敬意を払ってくれた」と述べた。
豪総選挙の開票作業は5日も続いており、4分の3超が開票された段階で与党・労働党は85議席を獲得したもよう。