メキシコ、3.9万人の送還受け入れ トランプ政権発足後に総数減少

4月29日、メキシコのシェインバウム大統領は、1月のトランプ政権発足以降、米国から強制送還された移民約3万9000人を受け入れ、このうち3万3000人がメキシコ人だったと明らかにした。米国との国境に向かうメキシコの人々、1月撮影(2025年 ロイター/Damian Sanchez)
[メキシコ市 29日 ロイター] - メキシコのシェインバウム大統領は29日、1月のトランプ政権発足以降、米国から強制送還された移民約3万9000人を受け入れ、このうち3万3000人がメキシコ人だったと明らかにした。
メキシコは「人道的理由」で強制送還された外国人を受け入れると決定したものの、トランプ政権発足後に送還されたのは数千人にとどまっていると定例記者会見で指摘。「米政府は事実上全ての国と協定を結んでおり、他国からの入国者はますます少なくなっている」と述べた。
トランプ氏による国境取り締まりを開始してから、中南米全域の移民が米国行きを諦めて帰国しており、送還も減っているという。