米連邦裁判所、政府系メディア閉鎖に待った トランプ政権に差し止め命令

4月22日、米連邦裁判所はトランプ米政権に対し、政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)、ラジオ・フリー・アジア(RFA)、中東放送ネットワーク(MBN)を閉鎖する試みを差し止めるよう命じた。写真はワシントンのVOA本部で3月撮影(2025年 ロイター/Annabelle Gordon)
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米連邦裁判所は22日、トランプ米政権に対し、政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)、ラジオ・フリー・アジア(RFA)、中東放送ネットワーク(MBN)を閉鎖する試みを差し止めるよう命じた。ロイス・ランバース判事は、従業員らの雇用や契約を回復するのに必要なあらゆる措置を講じた上で、放送を再開するよう求めた。
ランバース氏は、米グローバルメディア局(USAGM)によるVOAなどの事実上の閉鎖方針に伴い、従業員らが起こした6件の訴訟を担当している。
USAGMは3月、政府系メディアの放送を突然停止。1000人以上の従業員を休職扱いとしている。