イスラエルがベイルート南部空爆、ヒズボラとの停戦合意後初めて
Tala Ramadan James Mackenzie Jana Choukeir
[ベイルート/エルサレム 28日 ロイター] - イスラエル軍は28日、レバノンからロケット弾が発射されたことを受け、同国南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラのドローン施設を空爆した。ヒズボラはロケット発射への関与を否定している。
ロイターの記者によると、首都ベイルート南部に大規模な空爆があった。昨年11月のヒズボラとの停戦合意後、初めての激しい攻撃となり、合意が一段と不安定になっている。
イスラエルのネタニヤフ首相は28日、イスラエルは脅威に対抗するため、レバノンのどこであろうと攻撃を続ける方針を言明。「イスラエルは、われわれのコミュニティーへの発砲を1発たりとも許さない」とした。
ロケット弾発射の犯行声明を出した組織はない。
レバノン軍は、ロケット弾の発射地点を特定したと発表し、責任の所在を明らかにするための捜査を開始した。
国連レバノン特別調整官のジェニン・ヘニス・プラスシャール氏は事態は「非常に憂慮すべき」と指摘。「いかなる銃撃戦も度を越している。レバノンで再び大規模な紛争が発生すれば、双方の民間人にとって壊滅的な被害となるため、いかなる犠牲を払ってでも回避しなければならない」と述べた。
空爆に先立ち、イスラエル軍がベイルート南部に避難命令を出したことから、住民はパニックに陥り、道路が渋滞したため徒歩での避難を余儀なくされた。
イスラエル軍は22日に続き28日朝にレバノンから発射されたロケット弾を迎撃、自国の安全を守るために断固とした対応を取ると表明。カッツ国防相は声明で、同国北部ガリラヤ地方へのミサイル発射はレバノン政府に責任があると非難し、「ガリラヤ住民の安全を確保し、いかなる脅威にも強力に対処する」と述べた。
イスラエル軍によると、別のロケット弾はレバノン国内に着弾していた。
ヒズボラの幹部は声明で、ロケット弾発射への関与を否定した。 イスラエルは22日にも同様のロケット弾発射を受けてレバノン南部を攻撃しており、少なくとも8人が死亡している。
ヒズボラはこれらの事件とは無関係で停戦を順守していると強調し、イスラエルが軍事行動を継続するための口実を作る試みの一環だと主張している。
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